動画のアスペクト比を変える

Debian/GNU Linux上で、古い動画をVLCプレイヤーで再生したらアスペクト比が変だった。とりあえず、元動画(flv)のアスペクト比だけを4:3に変える。

ffmpegを使う。

1) 元動画のVideoフォーマットを調べる。
VLCメディアプレイヤー(ツール→コーデック情報)や ffmpegと同時インストールのffprobe、その他 Mediainfo などで調べる。
ビデオストリームに、AVCや H264 がとでるので、ffmpeg のオプションに -vcodec libx264 をつける。(-vcodec copy -acodec copy の手もある)

2) 元画像サイズが 640x360だったので、640x480に強制。オプション -s 640x480 にする。

3) アスペクト比 4:3 にしたいので -aspect 4:3 をつける。

4) 結果
ffmpeg -i infile.flv -vcodec libx264 -s 640x480 -aspect 4:3 out.flv

注意：
・-vcodec オプションがないと、元動画より画質が悪く小さなサイズの動画ができる。
・サイズ -s とアスペクト -aspect 両方を指定しないと、意図通りにならない。
・音声はffmpegにおまかせ。
・長い動画の場合、PCの熱処理が大事。内部の追加固定ファンでしのいだ。