2020年10月24日土曜日

Ksysguard

目的:
ハードディスクへのリアルタイムの書き込み状態を見たい。
環境は Debian GNU/Linux 10 (Buster) + KDE plasma


作業:
KDEのシステムモニタ Ksysguardを使用してみる。
$ sudo apt install ksysguard してインストールする。
[プロセステーブル] [システム負荷 (CPU, メモリ,ネットワーク)]の 2つのタブ。ハードディスクに関するものがない。

そこで、Ksysguardのメニューバーから ファイル→新しいタブをダウンロード。"システムモニタのアドオンインストーラ" を使って、アドオンの中からオールマイティ的な"System Load and Temps"(https://store.kde.org/p/1257867/)を試す。 

 
Ksysguard に[System Load 2]タブが追加され、CPU, メモリ, ネットワーク, Core Temperatures, Hard Disk Totalsが表示され、ハードディスクの read/writeもわかる。
必要が無くなったタブは"システムモニタのアドオンインストーラ"でアンインストールしてやればいい。

補:
・パネルのウィジェットに[ハードディスクi/Oモニタ]というのもある。lm-sensorsは必要ないがKsysguardが必須。
・KdiskMark というHDDベンチマークもあったけど、Debian Busterでは libgcc-s1自体が用意されてないのでインストール不可。https://github.com/JonMagon/KDiskMark
System Load and Tempsのダウンロードファイルは、SystemLoadMulti.sgrd。拡張子 sgrdは、ASCIIで書かれた KSysGuard用の記述プログラムで、<!DOCTYPE KSysGuardWorkSheet>となっている。関連ディレクトリ : .local/share/ksysguard/ , /usr/share/ksysguard/


2020年10月6日火曜日

lm-sensors 番外メモ

(説明上の想定環境) 
Debian/GNU Linux で、KDE plasma を使用。Debianなので、少し古めの各バージョン。

$ lsb_release -d
 Description:    Debian GNU/Linux 10 (buster)
$ uname -a
 Linux debian 4.19.0-11-amd64 #1 SMP Debian 4.19.146-1 (2020-09-17) x86_64 GNU/Linux
$ kf5-config -v
 Qt: 5.11.3
 KDE Frameworks: 5.54.0
 kf5-config: 1.0
$ plasmashell --version
 plasmashell 5.14.5

$ sensors -v lm-sensorsのバージョン
 sensors version 3.5.0 with libsensors version 3.5.0
[ インストール ]
$ sudo apt install lm-sensors 

本体 (lm-sensors はコマンドではない)
     /usr/bin/sensors

バージョン2からバージョン3へのconfの書き換え
     /usr/bin/sensors-conf-convert 

センサーチップを探して、必要ドライバの用意をする
     /usr/sbin/sensors-detect

難しそうで使わないので略
     /usr/sbin/isadump
     /usr/sbin/isaset

[ 関連ファイル ]
sensors-detect の検出内容を書き込む。
     /etc/modules

デフォルトで最初に読み込む設定ファイル。
     /etc/sensors3.conf 

通常は無い。sensors-conf-convertで使用。二番目に読み込むファイル。
     /etc/sensors.conf  

以上2つの次にユーザーが定義するファイルを置くディレクトリ。ファイル名は何でもいい。複数ある場合はアルファベット順に読み込まれる。不使用の場合ファイル名頭に .(ピリオド)をつける。記入規則は '$ man sensors.conf' 
     /etc/sensors.d/.......

[ 実行中のサービス ]
Debianでは、デーモンdaemon(sensord)を使っていない。systemdで動かしている。
動作中の確認例、
    $ systemctl status lm-sensors.service
    ...

[ 追記 ]
Gnomeではdebファイルinstallで、センサー表示が可能なアプレットがある。
KDE Plasma では、psensor, xsensors で表示。
ウィジェット widgetの 'Thermal Monitor'でパネル(普通は バー)に温度表示できるが、ファンの回転数も追加表示ができる。

例) マザーボードAsus z370系
lm-sensorsとThermal Monitorのインストールが前提。
テキストファイル
# test for Thermal monitor wedgit
chip "nct6793-*"
  label fan1 "CHA_FAN1 Header"
  label fan2 "CPU_FAN Header"
  label fan3 "CHA_FAN2 Header"
  label fan5 "AIO_PUMP Header"
  label fan6 "M_2_FAN Header"
これを
/etc/sensors.d/fan.conf として、置く。
("nct6793-*" は、$ sensors | more した時の1行目を参考にする。)


あとは、ログアウト/ログイン。 Thermal Monitorのconfigureで設定項目を探して追加表示してやる。あくまで温度表示用なので Fireマークの警告が出る・・・のは気にしない。