2017年10月28日土曜日

Debian/GNU Linux 動画の手ブレ補正

ffmpeg で、動画の手ブレ補正ができる。
ミニ トイドローンのカメラブレに使えるかも。

vid.stab と呼ぶライブラリを使うらしいのでffmpegの再コンパイルが必要だが、非公式の deb-multimedialibvidstab1.0 がある。
ただし、deb-multimediaの導入によって他のマルチメディア関係のソフトもバージョンアップされてしまうことがあるので自己責任。

0) 現状のffmpeg でvid.stabが使えるか確認
$ ffmpeg --help | grep vidstab
(使える場合)
...
 ... vidstabdetect     V->V       Extract relative transformations, pass 1 of 2 for stabilization (see vidstabtransform for pass 2).
 ... vidstabtransform  V->V       Transform the frames, pass 2 of 2 for stabilization (see vidstabdetect for pass 1).
のような表示。出ない場合以下の手順。

1) Deb-multimediaをリポジトリに追加

エディタなどで sudoして /etc/apt/sources.listに以下を追加 (synapticなどでも可能)。
# deb-multimedia
deb http://www.deb-multimedia.org stretch main non-free
deb-src http://www.deb-multimedia.org stretch main non-free

$ sudo apt-get update
...
W: GPG エラー: http://www.deb-multimedia.org stretch InRelease: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 5C.......
(この段階でエラーは気にしない)

公開鍵を入れて、エラー解決
$ sudo apt-get install deb-multimedia-keyring

2) vidstabインストール

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install libvidstab1.0


3) 簡単なvid.stabの利用例。

動画ファイルの解析 (transforms.trfを出力) - vidstabdetectと 手ブレ補正ファイルの出力 - vidstabtransformの2度のコマンドが必要 (2pass) - うちのオンボロPCは、ffmpegのマルチコアのフル利用の熱で飛んでしまう・・・

2passを'&&'でつないだ。
$ ffmpeg -i infile.mp4 -vf vidstabdetect=shakiness=10:accuracy=15 -f null - &&
ffmpeg -i infile.mp4 -vf vidstabtransform=smoothing=30:input="transforms.trf" outfile.mp4

2つのinfile.mp4とoutfile.mp4を横に並べた動画の例 (side by side)
$ ffmpeg -i infile.mp4 -i outfile.mp4 -filter_complex "[0:v]setpts=PTS-STARTPTS, pad=iw*2:ih[bg]; [1:v]setpts=PTS-STARTPTS[fg]; [bg][fg]overlay=w" side_by_side.mp4

上では動画ファイル出力だが、チェックだけなら以下でもできる ( transforms.trf 要)。
$ ffplay -i infile.mp4 -vf split[a],vidstabtransform,[a]hstack


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詳しくは
archlinuxより
https://wiki.archlinux.jp/index.php/FFmpeg#x264_.E6.89.8B.E3.83.96.E3.83.AC.E8.A3.9C.E6.AD.A3

他に transcode ってのもあるけど、ffmpegと同じライブラリ使用? ...こんな感じ
$ transcode -J stabilize=shakiness=10:accuracy=15 -i infile.mp4
$ transcode -J transform=smoothing=30 -i infile.mp4 -y xvid -o outfile.mp4

https://linux.die.net/man/1/transcode

2017年10月17日火曜日

Holy Stone Drone F186W 続3

・プロペラガードを外すとキビキビ動く。
 すると、着地でプロペラが地面に接触。なので、スキーも外す。下が軽くなるので安定感が減るが、着地もどかっと安定。
 (室内では注意しないと、障子を切り刻んだり、生花の剪定、怪我したりでヤバイ)


・カメラ
(録画のみ。トランスミッタで画像を飛ばす場合は電波法に注意)
F186Wより大きな期待だとコアレスDCモーターでも揚力に余裕がある場合

http://doctor-not-magician.blogspot.jp/2016/10/replacing-hubsan-x4-desire-h502e-camera.html

ここで使われている mate808 のような、超小型カメラ(キーカメラ、スパイカメラなど)の中の回路を本体に載せたり内蔵させたりする。

軽量カメラの例
mobius や 700TVL 600TVL で検索
https://www.amazon.co.jp/dp/B071YLGDPX/ref=psdc_2230731051_t1_B073XDXCXT
https://www.amazon.co.jp/SQ8-高解像度1280-720p&1920-1080p可選択-動体検知機能あり/dp/B01KHQZ9D4/ref=sr_1_7?ie=UTF8&qid=1508153876&sr=8-7&keywords=マイクロカメラ

2017年10月12日木曜日

Holy Stone Drone F186W 続2

・プロペラ1本不明 外で飛ばして雑木に接触。

・モーターの軸を指で回すとゴワゴワ → 2個めの交換 (前回と対角上のDモーター)

・LiPo電池のコネクタ配線切れ → ハンダ付け
 溝を細いピンで押すと引っかかり部分が外れる。(はんだ付け+熱収縮チューブで修理後の写真)

・リポ電池の1個だけ不具合。電圧は出てるのに機体が上昇しない。常時上昇スロットを当てないと落下。4V程度で電池警告点滅。劣化で容量不足になった?

・低い前進だと前傾になってしまい頭起こさないと前方が映らない。


・外で風に煽られ操作誤りで雑木の上で一時行方不明。→ コントローラと無線が繋がっていたので、ラダーアップしてモーターの音から位置を確定、救出。

'Deerc FPV'フォルダに中に(写真).jpgと(動画).H264 (AVC/H264)の拡張子で保存される。H264動画はアプリ Deerc FPV内で再生可能。ffmpegの添付 ffplayがある場合
$ ffplay 動画.H264
で再生可能。
(linux) ffmpegでH264をmp4に変換の例
$ ffmpeg -i infile.H264 -movflags faststart -vcodec libx264 -acodec libfaac outfile.mp4
microSD保存の写真動画は日付が意味不明表記。スマホ/タブレット保存のファイルは日時もおかしくない。

 

・「気圧センサー」とやらは、基盤の上部に乗っかってる黒い箱の中でスポンジの上に隠れて載っている。

総評 :
人がいない外で飛ばしたほうが愉しい。ギャイーン、ギュイーン。
室内では、激突でプロペラガードが曲がることが多い。プロペラ外れても探しやすい。部屋での小回り円運動は難しい。
外だと、衝突頻度が少ないが、高いところからの落下、行方不明、水没の可能性が増える。しかも、明るいので、バインド時の点滅や前後の青赤LED、電池残量警告はほぼ見えない。遠く高くまで飛ばしがちで小さな機体の前後がわからなくなって、距離感も喪失。風が怖くて木立の高さをこえたくない。

おまけ :
F186Wで使用されているコントローラー(ネットで検索できた物)
 Camera SoC : Fullhan FH8620
 Wi-Fi SoC : Marvell : 88w8801 nmd2
 micro controller : STM32F031K4
FH8620対応の高解像カメラモジュールに交換できないかな?
'china FVP'などで検索するといろんな部品が見つかる。
(補足 SoC: System on a Chip, FFC: Flexible Flat Cable)

 
 


2017年10月10日火曜日

アントニオ レイ in 東京


7月に出したネット アルバム "Dos partes de mi" の中の "Ídolo"

フラメンコギタリスト Antonio Rey
少しだけポップなフラメンコギター、ふらめんこ〜の癖はそれほど強くないけど正統派のモダンなギタリスト。

セルバンテス文化センター twitter より
https://twitter.com/CervantesTokio/status/917237439734874113
2017年10月 13-15日 ギタークルシージョ

また、日時がダブってるので詳細不明ですが、
2017年 10月 15日 18:00- 中野スペースリンク にてアクースティカ主催 ミニコンサート (チケット売切れ?)



2017年10月4日水曜日

Holy Stone Drone F186W 続1

届いて約1ヶ月。

だましつつ動かせるようになってきた感じ。
右進行しながら、左進行しながら、向かってきながら操作、S字、8字、中心を向いた円飛行などで衝突、墜落しまくってます。

結構丈夫だと、コツン、バタンとやってたら、やっぱり破損。
・アイドリングで回らない&指でモーターを回すとゴワゴワ感→1個交換
  (直流モーター:DCモーターなのでブラシあたりの問題?)
・プロペラ真っ二つが3枚
・プロペラガードに曲がり癖がついて、補正中に力入れすぎて枝が断裂3本
・リポのコネクト配線が切断→はんだ付け


なんだかんだと、広いお外のほうがぶつからない?なんでもおまかせの上級ドローンのほうが簡単?
とは言え、十分な操ってる感。

追記 :
現時点で Android用のアプリは 1.9 (build 17) 2017-09-13  (対応タブレット増)


2017年10月3日火曜日

踏血尋梅

「九龍猟奇殺人事件」なんて確信から外れた放題でWOWOWが流してた香港映画。

切ない映画でした。秀作やな〜。
死体のないバラバラ殺人を捜査するなかで、温もりも愛もない社会の不条理をさらけ出す。

・高速鉄道網で時間短縮でも届かない近代化。すぐに会えるのに会えない家族。
・病床の男と形式再婚し、方言を隠し香港で生活を始める母娘二人。社会で生きている自分をみつけられない。
・一人っ子政策が終わり、所得増とともに増える離婚。一人になっていく男親。ばらばらになる家族。会えない父と娘の絆。
・父の起こした交通事故で、目の前で母を失う男の子。社交性を失い、日銭の世界で食いつなぐ。
・ありあまる親の金で遊びまくる若者。
・孤独から、疑似恋愛、恋愛へと、自らを騙しながら逃避していく売春。
・チャットという一対一の見知らぬつながり。

ジェイメイ(佳梅 : 女優=春夏 Jessie Li)が、名実ともに消えてしまう。
壁に貼ってた「見知らぬ少女の写真」ってのも悲しい話だし、他にもいるんだよジェイメイと同じ境遇・・・ってことか。



2017年10月2日月曜日

Debian/GNU Linux KDE のバージョン

インストール済のLinux のバージョンやKDEのバージョンを調べる。
・GUIなら
KickOff → アプリケーション→システム→システム情報センター(Info Center)
(ALF+F2 または Alt+Space で現れるKrunner対応のコマンド窓に 'kinfocenter' と同じ。)

例) Stretchにて

                                   Software
       KDE Plasma Version: 5.8.6
KDE Frameworks Version: 5.28.0
                     Qt Version: 5.7.1
                Kernel Version: 4.9.0-3-amd64
                          OS Type: 64-bit
...

・上記の内容をコマンドラインで見ようとすると
$ plasmashell --version
plasmashell 5.8.6

$ kf5-config --version
Qt: 5.7.1
KDE Frameworks: 5.28.0
kf5-config: 1.0

$ uname -a
Linux debian 4.9.0-3-amd64 #1 SMP Debian 4.9.30-2+deb9u5 (2017-09-19) x86_64 GNU/Linux

その他 stretchではKDE4も同居してるので
$ kde4-config -v
Qt: 4.8.7
KDE Development Platform: 4.14.26
kde4-config: 1.0

Linux Standard Base
$ lsb_release -d
Description:    Debian GNU/Linux 9.1 (stretch)