(説明上の想定環境)
Debian/GNU Linux で、KDE plasma を使用。Debianなので、少し古めの各バージョン。
$ lsb_release -dDescription: Debian GNU/Linux 10 (buster)$ uname -aLinux debian 4.19.0-11-amd64 #1 SMP Debian 4.19.146-1 (2020-09-17) x86_64 GNU/Linux$ kf5-config -vQt: 5.11.3KDE Frameworks: 5.54.0kf5-config: 1.0$ plasmashell --versionplasmashell 5.14.5$ sensors -v lm-sensorsのバージョンsensors version 3.5.0 with libsensors version 3.5.0
[ インストール ]
$ sudo apt install lm-sensors
本体 (lm-sensors はコマンドではない)
/usr/bin/sensors
バージョン2からバージョン3へのconfの書き換え
/usr/bin/sensors-conf-convert
センサーチップを探して、必要ドライバの用意をする
/usr/sbin/sensors-detect
難しそうで使わないので略
/usr/sbin/isadump
/usr/sbin/isaset
[ 関連ファイル ]
sensors-detect の検出内容を書き込む。
/etc/modules
デフォルトで最初に読み込む設定ファイル。
/etc/sensors3.conf
通常は無い。sensors-conf-convertで使用。二番目に読み込むファイル。
/etc/sensors.conf
以上2つの次にユーザーが定義するファイルを置くディレクトリ。ファイル名は何でもいい。複数ある場合はアルファベット順に読み込まれる。不使用の場合ファイル名頭に .(ピリオド)をつける。記入規則は '$ man sensors.conf'
/etc/sensors.d/.......
[ 実行中のサービス ]
Debianでは、デーモンdaemon(sensord)を使っていない。systemdで動かしている。
動作中の確認例、
$ systemctl status lm-sensors.service
...
[ 追記 ]
Gnomeではdebファイルinstallで、センサー表示が可能なアプレットがある。
KDE Plasma では、psensor, xsensors で表示。
ウィジェット widgetの 'Thermal Monitor'でパネル(普通は バー)に温度表示できるが、ファンの回転数も追加表示ができる。
例) マザーボードAsus z370系
lm-sensorsとThermal Monitorのインストールが前提。
テキストファイル
# test for Thermal monitor wedgit
chip "nct6793-*"
label fan1 "CHA_FAN1 Header"
label fan2 "CPU_FAN Header"
label fan3 "CHA_FAN2 Header"
label fan5 "AIO_PUMP Header"
label fan6 "M_2_FAN Header"
これを
/etc/sensors.d/fan.conf として、置く。
("nct6793-*" は、$ sensors | more した時の1行目を参考にする。)
あとは、ログアウト/ログイン。 Thermal Monitorのconfigureで設定項目を探して追加表示してやる。あくまで温度表示用なので Fireマークの警告が出る・・・のは気にしない。
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