[症状]
SDカード化したKnoppix。起動処理時も、作業、終了時も音量が小さい。
(立ち上がり時のおネエさんの声も、起動中の音楽も、終了時のおネエさんの声も聞き取れないほど小さい)。
サウンドカードは無くて、ASUSのマザーボードに乗っているよくある安い音源
[対応]
1) alsamixer設定で、音量等を調節。
2) 設定をalsactlで保存。
3) そのままでは、再起動時に設定を読み込まないようなので、rc.localで無理やり読み込ませる。
結果、起動時のおネエさんの声は聞けないけど、起動後の音楽ファイルや、終了時のおネエさんの声は聞けるようになった。
[対応内容] Desktop環境はデフォルトのLXDE
1)
Alsa mixerは下のバーのスピーカーマークを右クリック → 音量コントロールの設定 で音量等を調整。
概ねの操作は、上下左右の矢印キー。終了は[ESC]
チャンネルの使用数やスピーカー接続の状況によって対応は違うので、試してみるしかない。
(AlsaMixer日本語が潰れてるし、ヘルプも見辛いので、ターミナルから起動してやるといい。例えば、下バーの左のテレビ?みたいなのをクリック起動して
knoppix@Microknoppix:~$ alsamixer としてやる)
2)
・alsactl が入っているか見てみる。
ターミナル (LXTerminalなど。ざっと言えば、DOSのコマンド窓みたいなもの)に “alsactl -help”と打ってみる。
knoppix@Microknoppix:~$ alsactl -help
ヘルプがつらつらと表示されているので、入ってるらしい。
・設定を保存する。
ヘルプの最後あたりに表示されているオプションを使う。
・・・
・・・
Available commands:
store save current driver setup for one or each soundcards
to configuration file
・・・
具体的には、sudoで、一時的スーパーユーザーモードになって、alsa storeを実行
knoppix@Microknoppix:~$ sudo alsactl store
・確認してみる
knoppix@Microknoppix:~$ ls -l /var/lib/alsa/asound.state
-rw-r--r-- 1 root root 10844 X月 XX XX:XX /var/lib/alsa/asound.state
できてるみたい。
3)
(実は以上でOKと思い再起動したけど駄目だった・・・デフォルトで読み込まないのかな?
DVD起動KNOPPIXなら、設定ファイルの保存されないので、起動の度にターミナルから ‘alsactl restore’して設定読み直す方針で正しいかも。でもローカルドライブ(ハードディスクC:)とかに設定ファイルを 置いて読ませるという方法もできるのかも)
起動時に読みこむように rc.localに記述 (本当どこに書けばいいの?)
・スーパーユーザー権限が必要。KWriteとかLeafPadでスーパーユーザーになれるかどうかわからないので、“vi”を使った。
knoppix@Microknoppix:~$ su ・・・スーパーユーザになる
root@Microknoppix:/home/knoppix# vi /etc/rc.local ・・・viでファイルを開く
(i を押して挿入モード)
#!/bin/bash
#
# rc.local
#
# Start local services after hardware detection
SERVICES="cups"
for i in $SERVICES; do
[ -x /etc/init.d/"$i" ] && /etc/init.d/"$i" start >/dev/null 2>&1
done
# 追加したところ AlsaCtl restore
if [ -x /usr/sbin/alsactl ]; then
/usr/sbin/alsactl restore
fi
# 追加ここまで
exit 0
(ESCキーを押して、コロンとwとq (ファイルをWriteしてQuit) ‘:wq’ で終了)
root@Microknoppix:/home/knoppix# exit ・・・su を抜けておく
exit
knoppix@Microknoppix:~$
あとは、最起動時に音量を確認してみるのみ。